僕が起業した理由〜前半〜
来年新卒で新社会人になる学生との面接を行うたびに、
自分の学生時代の就職活動のことを思い出します。
当時、スポーツの業界で選手としてもビジネスマンとしても
大成したかった自分は、
”スポーツビジネスを行うならきっと広告収入のビジネスモデルを学ぶ事だ!”
と今思うとふわふわした理由でリクルートを受けました。
起業家が多いとは良く言われるリクルートでしたが、
リクルートにいた時は、
”起業”という言葉自体にあまり引っ張られる事はなくむしろ
”大きい会社で大きい資本で世の中にインパクトある仕事がしたい”
weddingの業界をリードするゼクシィの営業であることに誇りと責任を持って
充実したサラリーマンライフを送っていました。
ただ前述通りスポーツ業界で仕事がしたかった自分は
”他の人で世の中にまだ届けられていない価値が自分たちの手で届けれらる時を確信した時は立ち上がろう”
なんてことを思いながら、
それでも”きっと自分のような人間がやることではないのかも”
なんてことも思っていたのできっと現実的な目標としては設定していなかったように思います。
我ながらリクルート時代の社会人1年目はとにかく働きました。
背伸びをしてもギリギリ届くかわからない目標にチャレンジし続ける企業文化の中毎日深夜までとかく働いていました。
陸上選手として実業団チームにも所属していた自分は(自分以外のチームメイトは皆競技を本業とする選手という大変刺激的な環境)
”時間がなくて、練習ができない”などといった超絶ダサいことを言いたくないと
深夜2時まで仕事してそのまま深夜の競技場に潜り込んで練習をして仮眠をとってまた出勤するというスケジュールの中当時福島県(転勤)で働いていましたが
・身体を壊して競技どころじゃなくなったこと
・今仕事辞めてもしばらく人材価値落ちないくらい働いた自負
・とにかく東京に戻りたい・・・
の3つの理由で、
”20代前半は陸上に没頭して引退したらまた仕事探そう、きっとその時でもリクルートにいた経験は生きるはず!”
なんて事を思いながら
サクッと退職して東京に戻ってきました。
退職が決まった直後現株式会社ツクルバ代表の村上氏と飲みに行き
”将来的に昔や今もたくさんの人とつながってこれた、そんな人たちとのハブになれるうようなカフェ・バーを創業したい”
なんて話で盛り上がった時に
自分の
・自分たちの手でしか届けらない価値が見つかってから起業
・陸上に集中するためにリクルートを退職
という2点からは確実に矛盾する選択だったのですが
根拠のない自信と、
想像すればするほどワクワクする世界が広がっていく気がして、
2010年株式会社アプトを創業しました。
〜後半へ続く〜