RepetitionLife

株式会社アプト代表取締役 遠藤幸一郎のブログ

僕が起業した理由〜後半〜

カフェを開業するためには、

もちろん最初に物件を選ばなくてはいけません。

さらにそこには当時の僕らには途方に暮れてしまうような金額が必要で、

当時"飲食店舗を立ち上げるにはいくらかかるのですか?”と聞くと

テンプレのように”物件による”と返ってきました。

 

内訳は以下の通りで

・物件取得費用(家賃の半年〜1年分が保証金として必要)

・施工費(床、壁、電気工事、水道工事、etc・・・)

・設計費

・購入備品費(厨房器具、家具など)

経験測でおおよそ50坪で2000~4000万くらいかと思ってます。

 

もちろん当時僕らにそんな資金力はなかったので、

・居抜き(工事がいらない、備品購入がいらない)

・保証金が安い

・20~30坪くらい

で物件を探していて、苦節の末見つかったのが僕らの最初の店舗が

南池袋にある岩田ビルです。

 

発起人で集めたなけなしの資金と、

それを元手に日本政策金融公庫から借りた資金で

全くプロの手を借りずに、自分達と有志で集まってくれた友人達で

手作りで作ったのが『A.P.T.lounnge』でした。

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店舗の工事、家具の製作、メニュー作成、WEBや紙の広告など

身の周り人達に助けてもらってできた店舗はとても愛着深く、

とかく目の前のことに必死だったので、

当時は自分達のサービスや、組織、

そして世の中に対するミッションなどは正直全く思い描いていなくて、

資金がない中で作った店舗も、経験が浅い僕らのサービスも、

まだまだ世の中にプロとして通用するには

遠い道のりだという認識があったのを覚えています。

 

OPEN記念で行った2daysのイベントでは

”学園祭だね、2ヶ月で潰れる”

と言われたことや、その他数え切れないほど悔しい思いをしながらも

いつしか

”一緒にこのプロジェクトに携わってくれた人を幸せにしなきゃいけない”

という思いが原動力になって

社長である自分の給与も学生のアルバイト以下の給与にして

休みなくとにかく文字通り必死に働きました。

 

脱サラをして未経験からカフェを友人と起業するという話は、

冷静に考えると、とても無謀で100人いたら100人は反対するような話ですが

携わってくれたメンバーに関しては、今考えても

”もう一回起業しようと思っても集められないくらい最高のメンバーが”力を貸してくれた自負があります。

 

”このメンバーの力を借りて失敗した暁には二度と次のチャンスはない”

と思い、

当初創業を決めた"ノリ"がいつしか“覚悟”と“責任”になり

2011年2月より株式会社アプトの最初のデビュー作は世の中に誕生しました。

 

暮らしの側に心ふるえる体験を

株式会社アプト

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